「ノートパソコン」+「Linux」=インターネットサーバーの構築
http://muffing.net/
OSの入っていない,DynaBook PORTEGE
300CTを入手(中古)したので,FTPサーバーからVineLinux2-1-5を入れるべく,挑戦しました。
Linux構築偏
1. ハードの構成
ノートパソコン
東芝DynaBookPORTEGE
300CT
MMXPentium133MHz
メモリ32MB+16MB(EDO)
1,024×600TFTカラー液晶(10.4型)65,536色
ビデオ:CT65554 RAM:2MB(EDO)
PCカードスロット:
CardBus/ZV
最低限,FDDはあります
ネットワークカードPlanex FNW-3600-TX
搭載コントローラ:D-Link DL10020
LinuxDriver:pcnet_cs(RedHat系は標準搭載している)
※DOSやWindowsは入れずに,直接Linuxをインストールします
2.別のパソコンでFTPサーバーに接続
VineLinuxのページにftpサイトがあるので,
Vine/i386/dosutils/ の中から,rawrite.exe
Vine/i386/images/ の中から,pcmcia.img
Vine/i386/docs/ の中から,INSTALL.TXT をダウンロード
ちなみに,ブートイメージは
boot.img
CDROM・HDD からのインストール
bootnet.img
NFS/FTP/HTTP などのネットワーク経由のインストール
pcmcia.img
pcmcia カードを使ったインストール(16bitカード)
pcmcia2.img pcmcia
カードを使ったインストール(32bit CardBusカード)
3.INSTALL.TXTを読みながらブートディスクを作成
dosフォーマットしたフロッピーをディスクに入れ
C:\rawrite.exe -n
-f pcmcia.img -d a:
4.インストールの開始
できた,ブートディスクをPCに入れ電源ON
boot: と出るので,そのままEnter
PC(Network)カードを認識すると,「ピィ」「ピィ」と2回音が鳴る
言語の選択->Japanese
キーボード->jp106
インストール手順->FTP
TCP/IPの構成
IPアドレス
192.168.2.200
グループ内の任意アドレス
ネットマスク
255.255.255.0
ゲートウェイ
192.168.2.1
仮にルータのアドレスとします
ネームサーバー
192.168.2.1
FTPセットアップ
FTPサイト
VineLinuxのページにftpサイト(例ftp.kddlabs.co.jp)
Vineディレクトリ
例(/05/Linux/Vine/Vine-2.1.5/i386)
これで,ロードし始めます
5.インストール画面に
インストール種類は,カスタムで
パーテーションの作成
本体1400MB(ルート / で)
swap
140MB
LILOの設定は,MBR
ホスト名は,300ct
マウス選択,2button(PS2)で,3buttonエミュレートする
パスワード,ユーザー追加を行う
パッケージ選択,最低限,Development
Toolsだけ
(NotePCなので Net PC Tools も選択必要)
インストール時の設定は # /usr/sbin/setup で変更可能
6.インストール終了,早速起動
電源ONし, login: で
スーパーユーザーroot
何でも可能(普段は使わない)
一般ユーザー
インストール時ユーザー追加してあればそれで,ログイン
7.ネットワークの変更
# netconf はCUIで,ネットワーク設定できる
# /etc/HOSTNAME
******.jfield.net
# /etc/hosts
127.0.0.1
localhost
・
・
・
・
・
・
8.ユーザー追加・変更等
# userconf はCUIで,ユーザー・アカウント設定できる
9.不要なサービスの停止
インターネットサーバーでは,不要なアプリはインストールしない,起動しない
# chkconfig –-list
で動作しているサービス確認し,不要なら停止する
# chkconfig ––del
cannna
# chkconfig ––del
netfs
# chkconfig ––del
xfs
# chkconfig ––del atd
# chkconfig ––del autofs
# chkconfig ––del gpm
# chkconfig ––del kadzu
# chkconfig ––del
linuvconf-setup
# chkconfig ––del lpd
# chkconfig ––del usbmgr
# /usr/sbin/setup システムサービス設定 でも簡単に停止できます
ポートスキャンソフト(nmap等)で確認し,不要サービスを停止する。
/etc/inetd.conf
を編集することで結構停止できます。
10.X windows system
の設定を参考に
モニター設定は
カスタム 拡張SVGA(800x600) 水平40-100
で,検出すると1048x768 と出るので,16bit 800x600を選択する
サーバー構築偏
1.wwwサーバー
省略します
2.タイムサーバー
xntpdでNTPを起動し,LAN内の時間調整
NTPによる時刻合わせを見ながら設定します
各パソコンに桜時計か ピッタリでチュ!を入れてntpサーバーにアクセス
3.FTPサーバー
4.メールサーバー
省略します
5.出先からサーバーを操作したい場合,TELNETでなくSSHがお勧め
Vine
Linuxでは,SSHが自動で組み込まれる
windows端末には
TeraTerm とTTSSH をインストール
TeraTermをインストールし,そのフォルダ内にTTSSHの
libeay.dll,ttxssh.dll,ttssh.exeをコピー
ttssh.exeを実行し,接続ダイアログでCancelし,SetupメニューのSSHを選択
ドメイン登録偏
1. value-domain.comに登録します。
ドメインの取得とDynamicDNSの設定とVirtual Domain Mappingsを行う
これで,DynamicDNSと個人ドメインでホスティングできる
Value-domain.comは格安で,多様なニーズに応えられるため応用範囲が広くなっています。